ラブラドール・ゴールデンなどのレトリーバー種の保護・里親捜し

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卒業生ご家族の声「メルちゃん」

投稿日:2021/04/07 カテゴリー:卒業犬からのお便り 

ハッピーラブズより卒業生を家族として迎えた里親さんたちに、体験談をお伺いしました。

保護犬たちとの運命の出会いから、迎える前に感じた不安、一緒に暮らしてみて困ったこと・エピソードとそれを乗り越えた方法、今まで暮らした一番の思い出などを頂いたお写真と共にご紹介します。

「保護犬」を迎えてみようと思っている方や、ハピラブ・保護団体について知りたい方の参考になれば幸いです。

里親様ご家族ご紹介

先代の黒ラブチャコちゃんと海の側にお住まいだった廣澤様ご一家。チャコちゃんを亡くされ、家族が悲しみの中にいたときに、淋しい目をしたメルの写真をハピラブでみかけ、この子を幸せにしたいと応募してくださいました。

メルは保護当時、声帯を切られ体の様子からも繁殖犬としてほったらかしにされているのではないかと思われた子です。保護されたときに可愛いけれど無表情な子だと思いましたが、それはそれまでの犬生で全てを諦めてきたからだったのではないでしょうか。

廣澤家にトライアルに入った直後のメルちゃん

それが廣澤様のおうちにいき、みるみる瞳に輝きを取り戻し、笑顔の可愛いラブらしい子にと変わっていきました。ハピラブのイベントにも沢山来てくださり、私たちもシアワセになったメルに会えるのがとても楽しみでした。

2015年にハピラブを卒業し、2017年に腫瘍の手術を乗り越えご家族であちこちに出かけていましたが、2019年がんが見つかり虹の橋を渡りました。

卒業生メルちゃんについて

🍀お名前と犬種を教えてください

メル
ラブラドールの女の子です。

🍀推定何歳でご家族になりましたか?

推定4~6歳でした。

🍀一緒に暮らした時間を大体教えてください

3年6か月

🍀卒業生の魅力と性格を教えてください

頑固で寂しがり屋、甘えん坊でした。

保護犬や保護団体について教えてください

🍀ハピラブはどちらでお知りになりましたか?

PCサイトです。

🍀それまで保護犬をご存じでしたか?ご存じでなかった方は保護犬のイメージについて教えてください

知っていました 。

🍀保護団体についてどう思われますか。

今の日本のペット事情では不要犬、猫は無くならないと思います。他の先進国と違い犬猫はショップで子犬で売られて大きくなった姿を見ていません。

こんなはずでは無かった。。。
家庭の都合で飼えなくなった。。。
売る側も商売が優先して家庭環境や飼い主の様子も調査しません。この状況からしてまだまだ不要犬や廃犬猫がこれからも存在します。その為にも保護団体が里親と不幸な子達の良縁を繋ぐ役目を果たす必要が在ると考えて居ます。

🍀保護団体の譲渡審査が厳しすぎると言われることがあります。そのことについてどうお考えですか

厳しい審査が在って当然だと思います。日本ではペットの飼育に関して規制も無く命あるものを現実はモノとして扱われています。 やっと幸せになるチャンスが巡って来てもいい加減な審査でまた不幸な子達を出さない様に、里親にも自覚を持たせる意味でも審査は厳格で在るべきです。

🍀ハピラブでは現在一律三万円の譲渡費用をお預かりしています。このことと金額についてご意見がありましたらお願いします。

維持費と次の保護犬の為なら当然だと思います

保護犬は減るどころか増えているのが現実です、ペットショップやブリーダーと連携して 不要犬が出ない様な連携や出た時には保護団体で迅速に保護して里親探しが出来る様に 川上から川下まで繋がったらと思います。

卒業生との運命の出会い

🍀卒業生と出会ったきっかけとその時の印象について教えてください。

初めて会った時はラブにしては物静かで大人しいと言う印象でした。

目が寂しそうで この子を生い立ちを聞いて理解できました。 繁殖犬だと分かる姿、お乳が垂れさがり、人の愛情を受けてこなかった子がラブらしさを失わせていると感じました。

この子を迎え入れて元気なラブらしい子にしたいと会って決心しました。

🍀その時のご家族の反応は

無理して保護犬でなくてもいいと言う気持ちは在りました。 でも私達で無いとダメだと言う気持ちも在りました。

🍀保護犬を迎える前不安や心配事はありましたか?それはなんですか?

在りませんでした。 預かりさんが一生懸命に愛情を注ぎ、人間に警戒心を持った子に人間はパートナーだと 教えて我が家に送ってくれたからです。

🍀迎える事に決めた理由はなんですか?

本来のラブラドールらしさを失ったこの子を何としてもラブラドールらしくしたいと・・・ 人が好きでヤンチャで愛らしくそして幸せにしてあげたいと思い決めました。 迷いは在りませんでした。

🍀迎えたあとに、困ったことや大変だったことはありますか?またそれはどうやって解決しましたか?

この子には困った事が殆ど在りませんでした。 大人しい事も在りましたが、家族を悩ますことも無く。 敢えて言えばいつも一緒に居ないと不安になる事でした、夜中にトイレに起きると突然目を覚まし一緒に付いてくる。 いつも心のどこかで不安が在ったと思いますが、時間と共に安心したのか夜中でも私が起きても薄目を開けて付いてこなくなりました。 一緒に寝て居ましたが 戻ると安心して手を伸ばして来ていました。

家族になってからの日々

🍀迎えたあとに嬉しかったことはなんですか?

沢山あります。 一緒に暮らして居たことがすべてですが。

わが家に来てどんどん変わっていきました、寂しそうだった目が輝きワガママになり、自己主張が出来て、ラブらしさが出て来た事です。 この子はこんなに素敵な子だったと 自慢が出来る子になった事です。

卒業生との一番の思い出エピソードを教えてください。

沢山ありますが 旅行に行ったり 一緒に海や湖で泳いだり遊んだ事、 その中で我が家に気て2年半が過ぎたころ後ろ足のじん帯を断裂したりヘルニアが出たり それまで無かった体のトラブルが出る様になりました。 長年繁殖用としてゲージに閉じ込められ体の筋肉も付かず、子供を産んで居た反動が出たものと感じました。

その中で悪性腫瘍が左前足に見つかり摘出しないと命に関わると言われました。 しかしながら関節を巻き込む形で腫瘍が在り足の断脚も覚悟して欲しいと。悩みました。足を失くした子がどれほど大変か。。。 でもやっと幸せになった今まだまだ長生きをと願い手術に臨み、多くの先生の努力で足を失くことなく摘出が出来て、術後会った時に一緒に帰宅したいと外に出ようとしたことです。 大きな傷があり痛みも在ったはず、それでも我が家に戻ろうとした姿を見て涙が溢れて来ました。

その後元気になり海や砂浜を走り回りヤンチャな子に戻りましたが、 残念ながら1年後に再発をして再発し、3か月後に私の腕の中で虹の橋を渡りました。その間の時間がとても愛おしく思い出となりました。

保護犬を迎えようと思っている方へ伝えたいメッセージをお願いします。

里親様には是非家族として迎えて欲しいです。 人間の都合で育ちません、お金もかかります、犬を置いて旅行にも行けません。 うるさい時も在ります、寝れない時も。 でも子供と一緒です。 時間がかかっても必ず愛おしくなります。 だからいつもそばいに居て下さい。 飼い主の思い通りにはならないのが当たり前だと思えば気も楽です。

この子との出会いは最高の出会いでした。ハッピーラブズの皆様には感謝しています。

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