藤田まやさん(たれおさん)
「うちの子だけ幸せでいいの?」から始まった預かり生活。預かりボランティアさんに「預かりのリアル」をインタビュー。今回は、2009年から7頭の預かりを経験された藤田まやさんにお話を伺いました。
始めたきっかけ
Q. 預かりを始めたきっかけは?
同じラブラドールに生まれてきたのに、うちの子(わんさん)だけしあわせなのは?と考えたためです。勢いのみで始めました。
Q. 家族の反応は?
不安そうにはしていましたが、いざ預かりっ子が来たら溺愛してました。
Q. 不安だったこと、実際どうだった?
先住犬との相性が心配でした。結果的にはわんさんがよき指導者として面倒を見てくれて助かりました 。

準備・暮らし
Q. どんな準備をした?
クレート、おもちゃ、食器、お布団、リード、カラーなど先住犬と同じものを揃えました。名前は番号制+姫または妃をつけています。現在二妃まであるので、次に来る子は三妃の予定。
Q. 1日の過ごし方は?
【平日】
あさんぽ → ごはん → 昼寝 → 室内あそび → 留守番 → 夕ごはん → さんぽ → 寝る
【お休みの日】
公園にお散歩に行ったり、水遊びしたり、一緒にキャンプしたりします。
Q. ごはん・寝るところのこだわりは?
先住犬と同じフードを出します。ダイエットが必要な場合は野菜と鶏肉ごった煮スープを追加してフードを減らします。納豆、ヨーグルトなど発酵食品を必ずトッピング。毎晩みんなで寝室に行き一緒に寝ます。

リアルなエピソード
Q. 思わず笑ったエピソードは?
コンロからスープの入った鍋を垂直に落とし、こぼさず食べていたとき(五姫)。あからさまに表情を変えるとき。八姫の仏頂面がすごかった。ものすごいいびき(六姫)。
Q. ごはんタイムで性格が見えた?
食事中に手を出して噛む子はいませんでしたが、やはりラブラドールの食事はバキュームなのはみんな同じでした。ヒトの食べ物に興味がない子は皆無です。
Q. 今だから笑える失敗・カオスエピソードは?
- シーチキンの空き缶をめぐり取っ組み合いの喧嘩をして流血。しかし私が勝利を収めたので私のことをナメてかからなくなりました(五姫)
- 気が触れたように暴れて走り回ったり、ぬいぐるみを全部あの世送りにしていました(七姫)
- 細い食器棚が引き倒されてゴミ箱中身が散乱、焼酎瓶が割れていたことも(五姫)
他の預かりっ子たちは皆さんおだやかなおばちゃんでした。
シーチキンの空き缶をめぐり取っ組み合いの喧嘩をして流血。しかし私が勝利を収めた。
— 五姫とのエピソード

やりがい・卒業
Q. お見合いの時の様子は?
みんな猫かぶっているのでマトモにしていました。
Q. やっててよかった瞬間は?
無事にお嫁に行って可愛がられて、天寿を全うしてくれていること。その後も我が家を「実家」と呼び、お付き合いをしてくださる里親様が多いこと。
里親さんから「ウチに来てくれて良かった」と言っていただけるのが一番嬉しいです。
Q. 卒業のとき、どんな気持ち?
心配もしましたが「あの子なら大丈夫!」と思いました。いつも「いってらっしゃい、実家のこともたまに思い出してねー」と送り出します。

振り返り
Q. 預かりに必要なものは?
根性と無償の愛。
Q. 自分のどこが変わった?
とんでもないイタズラに驚かない強い心。どんな子も一度ウチの玄関をまたいだらウチの子なんだ、という心構えができました。
Q. 犬から生き方を教わった瞬間は?
洋犬、ラブラドールならではなのか、保護されたという悲壮感がまるでなく、良い意味で図々しく明るく振る舞ってみんなを巻き込んでしあわせにする、という生き方を見せてもらいました。
どんな子も一度ウチの玄関をまたいだらウチの子なんだ。

