【Lio Run Project】リオの里親募集をはじめます
リオ

【Lio Run Project】リオの里親募集をはじめます

2026/10/27   リオ

2回の膝蓋骨脱臼手術を乗り越えたリオの里親募集をいよいよはじめます。

リオは、フラットコーテッド・レトリーバーの男の子。保護から1年ちょっとがたち、2歳4ヶ月になりました。犬も人も、世界ぜんぶが大好きです。

まず、ご報告の前に、ひとつおわびです。Instagram ではその都度お伝えしてきましたが、ブログでのご報告は、1月の右脚の手術後で止まったままでした。応援してくださった皆さまに、きちんとお伝えしないまま月日がたってしまい、申し訳ありませんでした。

そこから今日までのことを、まとめてご報告します。

2回の膝蓋骨脱臼手術の経緯

右脚は左脚に比べると重篤度が低く、開けてみないとわからない術式もいくつかありましたが、一番少ない処置ですみ、予定より早く退院してきました。

帰ってきてからは、安静との戦いでした。ソファのクッションをぜんぶ外して、家族みんなで地べた生活。恐る恐るの毎日が続きましたが、リオは元気いっぱい。痛みはないのかと不安になるほど、それまでより明らかに活動量が上がっていました。

そして、2月には骨が3割くっついて、少しずつお散歩ができるようになりました。毎月の検診のたびに良くなっていくのが目に見えてわかり、わたしのほうがとてもうれしかったです。

4月にはドッグランも解禁。片脚が治っただけで、リオはどこまでも行ける気持ちになっているみたいでした。

4月、ドッグラン解禁の日に全力で走るリオ
後ろ脚はうさぎ跳びですが走ります。

右脚の手術から3ヶ月。左脚は不自由なものの、ドッグランや海にも行けるようになり、リオはほとんど普通に走っていました。

ここまで走れるなら、もう1本の手術はしなくてもいいのでは?そんな考えも頭をよぎりました。でも、自由を知ってしまったリオの左脚には、このままだと、ますます負担がかかるばかりです。

悩んだ末、予定どおり手術を受けることにしました。

2026年5月21日、左脚の手術の日を迎えました。

大腿骨の骨切り、脛骨粗面の転移、そして切れていた前十字靭帯のTPLO。3つの手術を同時に行い、8時間をこえる長い長い手術になりました。成功の連絡が来たときは、力が抜けたことを覚えています。

右脚より大きな手術でしたが、入院中もリオは、人が来ると「かまってかまって」と言い続けるので、奥の個室で過ごしていたそうです。6月3日にお迎えに行くと、うれしさ爆発!いやいや、ここからが大事だからね、と言い聞かせる毎日がまた始まりました。

リオの走る未来

6月22日、リオは2歳になりました。保護したときは、遠慮がちでおとなしい子でした。ドッグランではほかの子が走っていくのを見送る姿に切なくなりました。それが手術後、日に日に表情が明るくなって、天真爛漫、フラット本来のやんちゃぶりを取り戻しました。

そして8月、病院で「完治」のお墨付きをいただきました。心からほっとしました。この選択が間違っていなかったこと、手術がうまくいったこと、そしてリオががんばってくれたことに、感謝しました。

右脚はグレード1ですが、その後のレントゲンではほとんど正しい位置に膝蓋骨はのっていました。左脚は完治ですが、右に比べるとプレートもたくさん入っていて、可動域は多少せまくなっています。よかったことは、保護したときから一番の懸念だった左の股関節亜脱臼も、状態は悪くはなっていないことです。

ライフジャケットでリングをくわえて泳ぐリオ

そこからはリハビリも兼ねて、毎週のように川やプールへ。最初はおっかなびっくりだったのに、先住犬の飛び込みを見て自分も飛び込み、おもちゃをくわえて戻ってくるようになりました。

リオという名前は、ハワイ語で「馬」。その名のとおり、駿馬のように走る、普通のフラットになりました。名前にこめた願いが、やっとかないました。走るのも、泳ぐのも、わんプロもなんでもできる。

右脚の手術の前の夜、ブログに「これから来る雪の日も、夏にきらめく海も、好きなだけ遊ばせて、あの瞳が輝くのを見てみたい」と書きました。リオは、夏のきらめく海を走り、清流で遊び、緑のドッグランを走りました。冬の雪は、新しいご家族と一緒に経験できるかもしれません。

芝生をこちらに向かって走ってくるリオ
8月、ドッグランではキラキラ走ります。

募集が遅れた理由

当初は、9月に里親募集をはじめる予定でしたが、少し遅れてしまいました。

完治のあと、左脚のリハビリのために、水中トレッドミルに通いはじめました。

同時に、いよいよ里親募集をはじめようと思ったところで、治ったはずの右脚のかかとに、大きな腫れが見つかりました。ここまでやってきたのに、まさか断脚するようなことになるのではと、とても心配しました。

念のため組織をとって、病理検査をしてもらったところ、診断は「滑膜嚢胞(かつまくのうほう)の疑い」。関節の袋の中に水がたまっている状態で、悪性の腫瘍ではありませんでした。先生からも、たぶん悪いものではないだろうと聞いていたので、結果を見て「よしよし」とひと安心でした。

水がたまること自体は止められていませんが、リオ本人はまったく気にしていなくて、痛みもありません。大きくなったり硬くなったりしないか、これからも経過観察は必要です。

右脚のかかとにバンデージを巻いたリオ
検査のあと。

ご支援と費用のご報告

約1年にわたる Lio Run Project は、皆さまのお力添えで、無事成功しました。

いただいたご支援は、70件、1,278,401円でした。

保護してから今日までの収支は、次のとおりです。

かかった費用金額
診断初診・CT検査119,042円
右脚の手術入院・術後の検査を含む600,741円
左脚の手術TPLO・入院・術後の検査を含む1,351,352円
リハビリ水中トレッドミル1回・再診44,000円
かかとの腫れ検査・処置117,744円
療法食・ほかの通院・予防薬など162,651円
合計2,395,530円
まかなったお金金額
皆さまからのご支援70件1,278,401円
保険金前の飼い主さんがかけていた保険968,803円
ハピラブの活動資金148,326円
合計2,395,530円

前の飼い主さんがかけていた保険の保険金が下りるかどうかは、先生にも「出してみないとわからない」と言われていて、手術の前には当てにできないお金でした。皆さまのご支援がなければ、手術に踏み切ることはできませんでした。いただいたご支援は、診断から両脚の手術、リハビリ、かかとの検査、療法食まで、リオのためにすべて使わせていただきました。

手術代はいったんハピラブの活動資金から立て替えていたので、あとからほぼ受け取ることができた保険金は、はじめにお約束していたとおり活動資金に戻しました。当初は、手術費として活動資金から140万円を出す予定でした。右脚の手術が想定より軽くすんだことと保険金のおかげで、通院や療法食まで含めても、実際の持ち出しは約15万円ですみました。その分で、この夏から続いているナナ、モミナ、マロン、ルナの保護ラッシュも、受け入れることができています。

資金面で躊躇することなく、リオに合った一番いい治療を受けさせてあげられたのも、皆さまのおかげです。ご支援くださった方、シェアしてくださった方、見守ってくださった方、本当にありがとうございました。

現在のリオのこと、そして探しているご家族について

今のリオは、自分にできないことはないと信じている若いフラットです。いたずらはほとんどありません。リオだけのお散歩なら、横をついて顔を見ながら歩いてくれます。好奇心のかたまりで、なんでも楽しく、いつもキラキラした目でわたしを見ています。レトリーバーと暮らしたことのある方なら、そんなリオとの暮らしをきっと楽しんでもらえると思います。

家では、先住犬のことが大好き。でも先住犬のほうはちょっとそっけなくて、ときどき強く当たられます。それでもリオは、まったくめげません。後ろ脚でぴょんぴょん跳ねながら「遊んで遊んで」と言い続けて、わりと無視されています。夜は家族のベッドで一緒に寝ています。だれかとくっついていると安心するようです。最近はケージの中で過ごすことも増えて、そのときは頭がぺたんと落ちて、死んでいるのでは?という顔で寝ています。

特技はトイレです。シーツを敷けば、ほとんどどこでもできるので、旅行のときも安心です。外でもできますが、どちらかというと家の中が好きなようで、散歩から帰ってきてシーツに駆け込むこともあります。

家族以外の人も、家族と同じくらい大好きです。先日のチアマルシェでは看板犬として、ずっとニコニコ頑張ってくれました。参加者やお客さまから「こんなにいい子なら、きっとすぐに家族が見つかるね」と言ってもらいました。

療養中は、いくら食べさせてもなかなか体重が増えず、すべて脚の回復に使われているようでした。ここにきて筋肉もついて、今は24キロ。膝の負担を考えると軽めがいいので、ほぼベスト体重だと思います。

ごはんは今、手作りが7割、ドッグフード(charm アトランティックオーシャンフィッシュ)が3割です。鶏肉にアレルギーがあるようなので、手作りはいわしをメインに豚肉や鹿肉を混ぜて、発酵野菜と納豆をトッピングしています。

いわしの手作りごはんとリオ
いわしメインの手作りごはん。

詳しい譲渡条件はプロフィールにありますが、譲れない条件として、大型の先住犬がいるおうちを探しています(フラットなら、なおうれしいです)。預かり宅の先住犬にいろいろ教わってきたリオですが、本当は一緒に遊んでほしくてたまりません。次のおうちでは、やさしいお兄ちゃんかお姉ちゃんがそばにいてくれたらと願っています。

脚の脱臼は完治しましたが、左脚は動く範囲が少しせまいので、リハビリやマッサージを、一緒に前向きに続けていただけたらと思います。また、股関節亜脱臼と嚢胞は、これからも経過観察が必要です。嚢胞が大きくなるようなら、将来は取り除く手術が必要になるかもしれません。

保護したころ、ドッグランで走るほかの子を見てあきらめていたリオ。やっと手に入れた走れる脚で、たくさんの景色を見てほしい。リオのこれからの冒険を、一緒に楽しんでくださるご家族からのご応募をおまちしています。

会える日・ご応募

11月8日(日)のふれあい会に来ます。よかったら会いに来てください。
https://happylabs.info/8273.html

応募は、リオのプロフィールの「里親に応募する」からどうぞ。
https://happylabs.info/profile/2025lio.html

譲渡までの流れは、こちらをご覧ください。
https://happylabs.info/step.html


去年のクリスマス、「来年のクリスマス、リオは新しい家族と煌めく街を歩いているかもしれない。でも今は、一緒。」と書きました。

その日が、もうすぐかもしれません。

リオが素敵な家族に出会えるよう、もう少しだけ応援、よろしくお願いいたします。

この子のプロフィール